サッカーコーチとして価値の深掘りの仕方
May 24, 2020コロナ時代 サッカーコーチはどうしていったらいいのかシリーズ5回目です。
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コロナ時代にサッカーコーチはどう価値を作り出す?それは副業?
●価値を深掘りする
例えば、親御さんに「サッカーをやらせることでサッカーがうまくなる以外にどんなことを得て欲しいですか?」と聞いて、出てきた答えに対してその価値をチャンクアップ(抽象化)していったら「子どもみているだけで幸福感を得たい」というのがあるかもしれません。
「その方法がサッカーしかないんですか?」と言ったらそんなことないわけです。ほかの方法ありますよね。幸福感を得るために、ほかの方法なんですか。
だから、よく出てくる協調性。例えばサッカーがここにあって、サッカーをやることによって協調性を得られると言って、これで上がっていきました。
幸福感が得られるほかのアプローチを探す必要があります。今サッカー自体ができないけど、ほかの方法やアイデアで、その幸福感が得られるならば、とても価値を満たしに行ってるんです。この上位の価値はもちろん人によって変わります。
それで何ができるかというのは、皆さんの立場とか、そのクラブの状況で全然違うと思いますが、考え方としては最初に言われた言葉に反応するのではなく、もっと深い思いを探しにいってみるのです。
●価値の深掘り
価値の深掘りのやり方は大きくは二つあります。それは何かって言うと、皆さんにアンケートを取ってやってもらった、これは一般公開のときにちょっとしゃべった内容ではあるので、そのときに聞いた人、同じ話っていうか、復習だと思って聞いてほしいんですが、まず価値聞いたじゃないですか、親御さんから。
その価値とは、結構表面的なものだったりするんですよね。協調性がとか、リーダーシップとか。まあまあ、もっともなこと。大人が答えるから、ある程度考えたりしてるのでとか、プラス、その人自身が本当のその理由を言語化できてない場合もあるんですよね。
なので、協調性だって言うとします。それによって、その協調性を得られることによって、何が得られるんですかいう質問を3回以上投げてみる。
それによって何が得られますか。要するに「協調性が得られたら何得られるんですか?」と、堀り上げていく。
NLP習った人もいるので、このやり方をチャンクアップと言います。協調性が得られたら?協調性が得られたら何が得られる?
例えば仲間の存在?どういう答えが出てくるかわからないですよ。今すごく適当に言ってますけど、仲間意識かな。
では、仲間意識が得られたら、何が得られるんですか。仲間意識が得られたら、充実感とか。
では、充実感が得られたら、何が得られるんですか。日常のもの、日々感じる幸福感とか。例えばね。これ、それが何が得られたら、何が得られますかと掘り上げると、どんどん抽象的になります、答えが。具体的にならないんですよ。
ここで大体こういう幸福感とか、幸せとかっていうキーワードが出て来たら、大体そのへんが根本の軸の可能性があります。大体そのへんは結構一致してきます。ある意味すごい抽象的になってくるけど、では、あなたは幸福感が得られたいから子どもにサッカーしてもらいたいとなっているかもしれませんねと言われたら、お母さんがサッカーさせたいんですね。させてるんですねって言ったら、そうかもしれないと。
表面で、言葉で思ってたのは協調性だったけど、協調性得られたら何になってどうなって、最終的にどうなっていてほしいのがこれが上に上がっていけばいくほど、抽象的になってよくて、どこかで「ハッ」と顔が変わります。
大体、二人で話していて、こう見てたら、それが得られたら、みたいな、一瞬、ハッてなったら、多分大体それがあたりです。最初、それはわかりづらいので、三回か四回「それによって何が得られますか?」と聞けば、そんなことまで考えたことはないので、絞り出しにいったやつが結構あたりだったりするんですね。
これを一番上に来たやつね。これを抑えたら、だいぶニーズの強いところを抑えてるってことです。これ得られるんだったら、協調性なんかよりも全然嬉しいということです。協調性ももちろん嬉しいけど、幸福感得られる方がめっちゃ嬉しい。ということは、これが得られるような価値の提供ができると、満足度がむちゃ上がる。跳ね上がるってことですね。これ、期待値、期待度を超えてるからです。
なので、皆さんが聞いたやつの中で、ほかの人の、シェアしてほしい理由は、ほかの人のやつを見てほしいんですけど、いろんな答えが言語化されてるんですが、では、実際それを心の底で欲しいと思ってるかどうかはまだわかんないよと。表面レベルかもしんないよって。
掘り上げていく方はこうやります。何が得られる。それによって何が得られますかとなったときに、幸福感を得たいその方法がサッカーしかないんですかと言ったらそんなことないじゃないですか。ほかの方法ありますよね。
幸福感が得るために、ほかの方法なんですか。だから協調性、例えばサッカーがここにあって、サッカーをやることによって協調性得られるって、ここに上がっていきました。幸福感が得られるほかのもの。
今サッカー自体ができないけど、ほかの方法やアイデアでその幸福感が得られるならば、とても価値を満たしにいってるんです。それが何ができるかっていうのは、皆さんのそれが何ができるかっていうのは、皆さんの立場とか、そのクラブの状況で全然違うと思いますが、考え方としては、こんな感じでやっています。
●次の段階は?
次の問題が出てくるんですよね。その価値を自分がどうやって提供するんだと。ちょうどコロナになったけどこれからどうしたらいいのか。
幸福感とか、ここが下の方でニーズ満たしに行くと、結構難しくなるのは、今、例えば子どもが家にいて、結構大変なんですよ。自分の時間もなくなるし。親からすると。外でちょっと遊んでてほしいから、サッカーの宿題出してほしいというのは、結構下のニーズなんですよ。
最近、皆さんも言ってましたけど、いろんなそういうボールマスタリーの動画やっても、もう子どもが飽き始めたと。なぜなら、競合他社がいっぱいいるからです。だけど幸福感満たしてくれるサッカーコーチだったら、そんな人なかなかいないから。
そのじゃあボールマスタリー教えますだったら、ほかにもやってる人いっぱいいるし、それで例えば世界チャンピオンみたいな人の動画に集まるじゃないですか。そしたら僕らは勝てないとなってしまうので、上の価値をまず見つけにいくっていうのは一個のやり方と、もう一個、新しい価値ってどうやって出すのの話を次回しますね。
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