ジョアンの現役通訳 座間さんにインタビュー

Mar 25, 2020

 

ジョアンと出会ってどんなことを感じ、どんな変化があったのか?

これから実際にジョアンのセミナーを受けたコーチにインタビューしていきます!今回は奈良クラブで通訳兼GKコーチとしてジョアンと共に働いている座間亮太さんに聞きました!

 

 

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●座間さんとはどんな人?

 

 

倉本:今日は座間亮太さんに来てもらって、インタビューをします。

理由は、ジョアンに会って、実際どうだったのかという話を今日はしてもらおうと思うんですが、その前に簡単に自己紹介というか、どんな経歴だったのか、教えてください。

 

座間:経歴はサッカーの自分はプレイヤーの経歴で。

倉本:そうですね。

座間:18歳までは日本でやってまして、高校してからアルゼンチンとウルグアイに5年半行って、そこでちょっとスペイン語も少し覚えてという形でやらせていただいて、こっち帰ってきて、一応社会人リーグでは少しやってたんですけども、怪我もあり、そこから引退して、30歳、28ぐらいからコーチをやり始めましたね。

 

ジョアンに会う前

 

倉本:なるほど。そんな中で、ジョアンに会って何が変わったかっていうのをちょっと聞いていきたいなと思うんですけど、とくに会う前、例えばどんな悩みありました?

 

座間:会う前は、絶対これ、キーパーコーチもやってたんですけども、自分のやっぱり経験から来るものを教えてて、それでよくなる子もいるし、駄目になってしまう、あんまり駄目になってしまうっていうのもちょっとあんまりこうあがらない、技術アップしない子たちもやっぱりいたので、その違いとは何なのかなっていうのをやっぱり常にこう試行錯誤しながら考えて、正直な話、結構もうブレブレでやってましたね。いろんなものを入れて、これがいいのかな、これがいいのかなっていうのを試しながら、試行錯誤しながらっていう形でやってました。

 

倉本:なるほどね。でもそこをこう明確な何かこれだっていうのもなかなかなく。

 

座間:なかなかなく。はい。

  

●ジョアンを知ったきっかけは?

 

倉本:なるほど。じゃあそんなときに、初めてジョアンのセミナー、何かの情報で多分知ったと思うんですけど、参加しようと思ったきっかけって何ですか。

 

座間:参加しようとしたきっかけは、やっぱり元々ジョアンっていう名前をいろいろ雑誌とかで見てたので、すごいこの技術の部分に関して、非常に明確なビジョンを持ってる方だなっていうのは元々あったので、すごい良いタイミングなんで、ぜひ教えていただきたい。指導に、一緒にやってみたいなっていうのも、ちょっと触れてみたいなっていう感じになりましたね。

 

倉本:なるほど。実際にじゃあそこで初めて彼のやり方とか理論に触れて、一番印象に残ってることって何ですか。

 

座間:印象に残ってるのは、キャッチングの部分に関しても、すごく細かく、ただキャッチングをキャッチングではなく、これはこう、これはこう、これはこうっていう順序立てて説明してくれてたことだったりとか、もうその作り方って技術面に関しても、1から10までちゃんと決まってるっていうところはすごく自分の中では曖昧な部分だったので、そこはしっかり明確になってすごいハッてなりましたね。

 

倉本:なるほど。そういうことって今まで全然聞いたことがなかった?

 

座間:ないです。なかったです。僕が、僕、今33歳なんですけども、キーパーコーチに会ったのが高校生、初めて高校生だったときで、しかも体がもうできてるじゃないですか。そうするとやっぱ技術というよりもフィジカル要素が強いトレーニングになって、そのまま結局海外行ってても、アルゼンチン行っててもその継続で、やっぱりこう、どんだけ早く動くかっていうのにキーパーがなってしまって、止める技術というよりも、それなんて、全然こう自分の取り方で、感覚的にキャッチングっていうのをやってましたね。

 

倉本:感覚的にね。なるほど。そのあとに実際に講座を、4カ月の講座とか受けてもらったんですけど、どんな成果とか結果が出たりしましたか。

 

座間:そうですね。自分の中でジョアンの講習を受けたおかげで、明確な答えというものが見つかって、それに沿ってやるんではなく、それに向かっていけるような、ちょっと感覚的なものになるんですけども、明確に自分の中ではこれはこう、これはこうっていうのがちょっとなったのはすごい嬉しかったですね。

 

倉本:なるほど。その中でも特にこれは本当に知らなかったなとか、これできるようになってすごく自分が変わったなとか、子どもたちに良い影響出たなとかって何かありますか。

 

座間:やったのはポジショニング、やっぱり今のところすごくインパクトはとりわけ大きかったですね。やっぱり。僕の世代とかもやっぱりまだこの二本のラインを引いてっていうところがあって、一応自分の中では上があるっていうのは理解したんですけども、よりもっと明確的に、どこにどうポジションとった方がいいのかとかっていうのは、やっぱりそのゴール守るっていう意識よりも、そのスペースを守るっていう意識に変わったのは、すごい衝撃的でしたね。自分の中では。

 

ジョアンと働いてみた印象は?

 

倉本:素晴らしい。いいですね。ちなみに、先に言ってなかったですけど、座間さんは今、奈良クラブで、ジョアンの元で通訳兼キーパーコーチをやってるんですけど、実際にジョアンと、それ今までは講義とか講座とかで彼と接するっていうとこですけど、今度は一緒に仕事するってなると、この1カ月働きだしての印象ってどんなことありますか。

 

座間:正直な話、すごい大変です(笑)。

 

倉本:(笑)。

 

座間:すごい大変です。

 

倉本:何が大変ですか。

 

座間:まあやっぱり、細かいですね。ジョアンはもう。

 

倉本:それは細かいというのは?

 

座間:そのキーパーに関して、トレーニングに関して、すごく細かくチェックされてて、一緒にやってるとよりもう明確にわかって、いつ見たのかなとか、それって違ったのかとか、すごいもうバシバシ、もうジョアン当てていくので、そういう見る目だったり、観察眼だったりとか、それをその基準だったりとかっていうのは、すごく勉強になりますね。まだまだちょっと僕自身も半々な部分があって、どんどん積み重ねていきたいなとは思っているんですけども。

 

倉本:なるほど。その中で特に学びになったなみたいなことってありますか?

 

座間:いやもう全部が学びですね、もう、今の状態は。もう本当に今までの価値観はもうないんで、ないに等しいんで、今までの感覚から、自分のやった積み重ねたやつは。もう今一回全部崩して、もう本当に一から積み上げてくっていう作業をしてるので、自分の中で。全部がもう学びですね。

 

倉本:なるほど。それをこう、やれるっていうか、やろうと思ったのはどうしてなんですか。一回自分のものを崩してみようと思えたことっていうか…。

 

座間:思えたことはやっぱりその明確、ジョアンの理論っていうのが明確になっているので、やっぱりこう自分の今までの曖昧の、経験値だけじゃやっぱり伝えられないものもあるし、それで見てやっぱりもっともっと、子どもたちと接してたので、それをすごい申し訳ないなっていう気持ちにもなって、今後やっぱり一緒に携われるのであれば、よりもっと明確にトレーニングってとこだったりとか、そういう技術面を教えてあげたいって思ってはいるので、なんで、やっぱり自分で今までやってたものはやっぱりちょっと違うっていって、一回全部崩してやってます。

 

他のGKコーチとの違いは?

 

倉本:へえ。すごいな。なるほど。じゃあ他のキーパーコーチと、とくに何が違いますか。ジョアンは。

 

座間:そうですね。やってて思うのは、本当にもう一つ一つに、プレーに対して、細かく指導されるので、何がよかったとか、何が駄目だったとか、ただ止めてオッケーではなくて、じゃあ今止めたけど今度こうしたらもっとこうなるよとか、今両手で行ったけど、片手だったらもっと遠くにはじけるよねとか、すごいもう、全部がオッケーではなく、その一個一個のプレーに対して基準があって、それに伴って一回一回ちゃんともうプレー、フィードバックしてるんで、選手に。それはやっぱり今までのキーパーコーチと多分全然違うなとは思ってます。

 

ジョアンを知らない方へ一言

 

倉本:なるほど。例えば、全然ジョアンのことを知らない人もいると思うので、どんな人、ジョアンのことをほかの人にもしキーパーコーチやってるとか、キーパーの子で興味があるよっていう人がいたとしたら、ジョアンのことを何て紹介しますか。その人に。

 

座間:うーん。

 

倉本:どんな人です?

 

座間:もうゴールキーパーを教えることに関して、全力で自分の持ってる情熱を傾けてくれる人ですね。何を言っても全部返してくれる。すごい安心感のある人です。尚且つ優しいおじいちゃんです(笑)。

 

倉本:(笑)。いいね。確かに。じゃあ、まあ今のそこにもつながってくるんですけど、まだ全然触れたことがないと。ジョアンっていう存在ってのもあんま知らないって人に対して、おすすめの一言をぜひ言ってください。

 

座間:おすすめの一言。ジョアンの考え方自体は、もう自分の概念を本当にぶち壊してくれるので、そこからやっぱりまた新しい自分っていうのが見つけられるし、僕も見つけてる最中ですので、ぜひとも一回ちょっとジョアンと関わっていただいて、新しい価値観をまた見つけていただけたら、よりちょっと人生濃くなるのかなとは思います。

 

倉本:なるほど。素晴らしい。そうですね。まあだからジョアンが言ってることは、全部100%絶対とか、妄信的にこう信じるというよりは、一度入れてみて、それを咀嚼したりとか、それをやる方がいいし、それをもとに、じゃあジョアンはこう言うけど、こういうときもあるじゃんとか、例えば、そういう議論ができたらすごい面白いなとは思うんですけど。

 

座間:そうですね。その中でジョアンのやってることだったりとか、自分がやったことだったり、その現象で起こったことっていうのも、やっぱりかみ砕いて、すり合わせて、また一つ別なものができたら、多分もっと楽しくなると思うし、もっと深くなるのかなとは思います。

 

●もしこの理論が広まったら?

 

倉本:なるほど。もし例えばこのジョアンの理論がどんどん広がってったら、どんな未来になりそうですか。

 

座間:いや、広がってったら飯が食えなくなるな(笑)。

 

倉本:(笑)。なんで?

 

座間:いや、特別にじゃなれないじゃないですか(笑)。そこはちょっとまあ冗談ですが。でも日本全体に広がれば、本当に日本のゴールキーパーっていうステータスが多分二つ、三つは一気に上がると思いますね。やっぱりまだ日本人はフィールドプレイヤーの方が有名で、足元の技術が高くて、走れて、どこでもできてっていう人がやっぱり海外に行くんですけど、やっぱりこのキーパー自身、やっぱりヨーロッパサッカーでもできてないところが日本人だったらできる。覚えられるっていうところに多分浸透したら持っていけるなとは思いますね。

 

倉本:すごい。素敵な話です。ぜひそのプロジェクトを一緒にやっていければ。

 

座間:ぜひともよろしくお願いします。

 

倉本:今日はありがとうございます。ちなみにこれはジョアンの家で撮ってるので、ジョアンが出てきました。以上です。

 

座間:(笑)。

 

倉本:最後にジョアンが今僕らがしゃべった話は全部嘘だっていう発言がありました(笑)。ありがとうございました。

 

B:ありがとうございます

 

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