元バルサのシャビの少年時代のパフォーマンス評価

Dec 06, 2019

 

先日スペイン最大のスポーツ新聞マルカが元バルサのシャビ・エルナンデスの育成時代どんな評価を受けていたかを公開していました。

  

 

ここに簡単な意訳を載せたいと思います。

 

シャビのプレー集

 

 

 シャビ、メッシ、イニエスタ の共演は最高のエンターテイメントでした!!

  

●14歳のシャビ

 

シャビは間違いなくF Cバルセロナの歴史の中でも偉大な選手の一人である。

彼は11歳でバルサのカンテラに入り、その後バルサのシンボルとなる選手となった。典型的4番タイプの選手(アンカーをやる選手の意味)

 

バルサのカンテラに入った時からその将来が有望されていたシャビ。プロになって14年間その在籍時代にありとあらゆるタイトルを取り続けてきた。

 

Infantil A時代(U-14)の彼のパフォーマンスデータが公開されました。

最も優れている特徴はポジショニングボールコントロールです。

 

ポジショニングの素晴らしさは彼の最大の特徴である。常にどこにいなければいけないかわかっており、常に味方をサポートしながら、効果的な次のパスコースを提供し続けている。

 

ボールコントロールに関しては「身体的スピードの欠如を補うには十分すぎるほど、動きながらのコントロールは卓越している」

 

●改善するべき点

 

当時のデータによるとシュートの向上が求められていたようです。

そして面白いのが、もっとゴール前の攻撃に絡むこと。まるでグラウディオラと同じだと書かれていました。グラウディオラもシャビもゴール前に入っていかない、絡まないことが少年時代の課題だったようです。

 

そしてとにかく技術は際立っているが、闘う激しさも足りないと指摘。

その他身体的特徴について

 

柔軟性

バランス

初速

については普通、または改善するべきと評価が下されていました。

 

●写真に載っている全てのデータ

 

○走り方:かかとをついて走る。動きが遅く、スタートダッシュでスピードが出ない

○バランス:普通

○コーディネーション:良い。動きは正しいがスピードが足りない。

○バランス:普通。しかし、この部分に関してはかなりのトレーニングが必要になる

○ボールを使ってのコーディネーション:良い。いかなる状況でも解決できる。

○持久力:良い。素晴らしい中盤の選手の条件

○筋持久力:良い(200m走)

○スピード:普通。もっと細かい動き、動きの速さを向上させないといけない。

○初速:普通

○ジャンプ:普通

○コントロール:卓越している。身体的スピードの欠如を補うには十分すぎるほど、動きながらのコントロールは卓越している。

○パス:非常に良い。より質を上げるためには左足も向上させないといけない。ピッチ内で大きな影響力を発揮する。

○クロス:良い。ただし、ほとんどそのアクションを求められることがない

○シュート:まあまあ。もっとゴール前の攻撃に絡むこと。まるでグラウディオラと同じ

○運ぶドリブル:非常に良い。ボールを相手から守る技術も良い。ほとんどボールを失うことはない。

○相手を抜くドリブル:良い。滅多に使うことはないが、正しい技術を使うことができている。

○ポジショニング:卓越している。彼の最大の特徴である。常にどこにいなければいけないかわかっており、常に味方をサポートしながら、効果的な次のパスコースを提供し続けている。

○激しさ:普通。あまりに技術が高いため、それをしなくてもプレーできるので求めることも難しいか。

 

●まとめ

 

ポジショニングとボールコントロールが卓越しているが、スプリントは遅い。

 

写真

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それがシャビの評価だったわけですが、それでも素晴らしい選手として活躍しましたね。まさにぼくがバルセロナに住んでいた時代全盛期の選手だったので、本当に思い入れは深いです。

技術に優れているので、激しく闘うことが得意ではないというのは面白い。

是非今度はメッシの育成時代の評価についても公開してもらいたいですね。

 

今回どんな項目でバルサがチェックをしていたのか知れたことも面白かったです(きっと今は違う項目だったり、もっと細かく評価していると思いますが)

シャビのゴールに絡んでいかないプレーはまるでグラウディオラと同じだと評価されていましたね。

バルサでシャビがデビューした当時も「ボールをパスしてばかりで全然前に進まない!」と酷評されていたことがありましたが、それは僕らが「フットボールを理解していないから」なんではないかと今となっては思います。

今まさに監督としてスタートしたばかりのシャビですが、グラウディオラと同じく偉大な監督になる道を歩んでいるんでしょうね。

 

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